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金利について考える(1):金利は現在と未来をつなぐ
Uncategorized金利は、お金を借りるときの価格、あるいはお金を貸すときの対価。経済学用語を使えば、お金の現在価値と将来価値の橋渡しをするもの。 金利を構成する要素 インフレ:物価水準が徐々にあがっていくことにより、現在の100円の使いでは将来の100円よ... -
変わるべきか、変わらざるべきか。
Uncategorized【】 すでにある考え・慣習と、新しい考え・慣習の間にはしばしば衝突が発生する。ここではそれぞれ、既存概念、新概念と呼ぶことにする。 既存概念をサポートする事由 既存概念の維持にはいくつかの利点がある。 既存概念の最大のサポートは、その概念が... -
「時は金なり。」というけれど・・・。
Uncategorizedタイムパフォーマンスという言葉を最近になって初めて知った。英語圏で使われているのを聞いたことがないが、そもそもコストパフォーマンスという言葉自体が和製英語だし、これからの連想でできた言葉なのだろう。言葉の由来はともかく、時間に対する意識... -
米国債務上限の引き上げをめぐる議論
Uncategorized歳出(予算案)と債務(債務上限法案)を独立して考えることの妥当性 債務上限法案に対する批判として、過去に議会が決定した予算案や支出を通じて生じた財政赤字の結果として債務が発生するのだから、過去に決められた支出を支えるために必要な資金調達を... -
敵を知り、己をしれば、100戦危うからず。
Uncategorized【枠組み】 目的を達成するには、目的が明確であり、現在の状況がどのようなものであるかを正確に把握することが不可欠です。これは、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という孫子の言葉からも明らかです。これは最適化理論の枠組みに通じるともい... -
インフレに関して整理してみる
社会【インフレに関して整理してみる】 需要と供給 需要面に目をむければ、例えば以下の図が示すようにコロナ化で抑えられていた消費が2021年3月以降になって急激な回復をみせている。 米国家計消費支出 貯蓄率の推移を示す下の図を見ても、2020年に... -
帰納と演繹:カール・ポパーの反証主義
思考のつぼ【論理的思考の方法論】 帰納法と演繹法 かつて数学を学んでいたころ、証明するということは、「明確な定義・過程から出発して、論理的な演算や置換などをくりかえす演繹的なプロセスを経て結果を導き出すこと」でした。定義や仮定などの問題設定に即した... -
ロシアによるウクライナ侵攻(3月6日)
国際情勢【現状のまとめ】 前回このテーマについて投稿したその日に侵攻が始まってしまった.当初のロシアによる侵攻の動きは、ほぼアメリカが事前に予測し随時発表していたものと重なっており、アメリカのインテリジェンスの底力を感じる。アフガニスタン撤退時の... -
ウクライナ情勢を考える―考察
国際情勢【リアリズムの重要性】 「正義」などの教条的な考え方から離れよう 絶対的な正義や善が存在するかどうかは、哲学や、正義を定め強制する絶対神の存在の有無にも関わる問題であり、実社会の問題を考える上ではあまり有意義ではなさそうだ。仮に共通の正義... -
ウクライナ情勢を考える―現状のまとめ
国際情勢【関係国の現状】 ロシア BBC Newsで衛星写真付きで報道されているように、多数のロシア軍がウクライナを取り囲むように配置され、現在も増強され続けている。国境への軍事力増強の動きは一年以上前から始まっているけれど、過去数か月で加速している。 Pu...
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